室内で低体温|偶発性低体温症とは

偶発性低体温症が起きる環境

偶発性低体温症は、意図しない体温の低下による症状のこと。
中枢体温(体の深部の体温)が、36℃以下の場合が当てはまります。
具体的な症状は以下の通りです。
◆軽度低体温(34〜36℃)
  32〜33℃以下になると意識が
  もうろうとし睡眠状態

 

◆中等度低体温(30〜34℃)
  30℃を下まわると加速度的に体温が低下

 

◆高度低体温(〜30℃)
  25℃近くで反応はなく仮死状態

 

20℃を切ると脳波も消失し心臓が停止してしまう可能性が強くなります。

 

偶発性低体温症が起きる環境

偶発性低体温症は、溺水や冬山登山での遭難などの事故で起きたり、冷凍庫での作業という冷えた環境の下で起こります。

 

一般の人には縁がないと思いがちですが、泥酔や睡眠薬の過度の服用でも偶発性低体温症は起こります。

 

気を付けたいのが春の花見の時。花見時は、夜間に強い冷え込みにみまわれることがあります。雪国でなくても、公園や駅でうっかり寝込み、低体温症で命の危険にさらされる事例が少なくありません。

 

人は普通、寒さを感じれば、目を覚まして暖を取る、暖かい場所に移動するなどの行動をおこします。しかし、酩酊しているとそれが出来ないのです。

 

都心でも春や秋の外気は20℃前後なので、そのまま放置されれば、低体温になってしまいます。

 

飲んだ帰りに自転車で転んで側溝に落ち、発見されずに死に至るケースもあります。

 

寒さにより死亡した人は平成15年には全国で850人でした。この数字は熱中症などの暑さによる死亡者の4倍以上にあたります。

 

高齢者が気を付けたい偶発性低体温症

高齢者は家の中にいても低体温症になる場合があります。

 

医学的には低体温の症状は気温が18.3℃以下になると始まるとされていますが、高齢者は家の中にいても室温が18.3℃以下になると低体温になる可能性があるということです。高齢者は体温が低下しても、自分では気付けないことがあるので注意が必要です。

 

さらに、糖尿病や内分泌疾患を持つ人が家の中で低体温症になることもあります。この場合は、もともと病気を抱えている分、重症化もしやすいそうです。

 

しかし、高齢者や内科疾患を持つ人の低体温症は予防可能です。大切なのは、家族ら周囲の人が異変に早めに気付いてあげることでしょう。

 

低体温症は夏にも起こりますが、やはり圧倒的に多いのは冬です。

 

東日本大震災以降、節電に対する意識が高まっていますが、高齢者や内分泌疾患がある人は、無理な節電をして暖房を控えすぎないよう注意が必要です。


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