夏でも起こる低体温症|屋外コンサートの事例

野外コンサート

2013年7月27日に開かれた人気アイドルグループの屋外コンサート。雨に濡れた来場者が次々に体調不良を訴え、41人が「低体温症」などで救急搬送されたというニュースに驚いた人も多いのではないでしょうか。

 

雨に濡れただけで低体温症になるなんて、なんで弱いんだと思ってしまった管理人ですが、実は、今回の低体温症は夏の都会で起きやすい天候と関連があったのだそうです。更に、誰でも低体温症になるおそれがあるということですから、他人事ではありません。

 

真夏の都心で低体温症が引き起こされた理由とは

2013年8月2日(金)に放送された「NHKニュースおはよう日本」特集まるごとでは、

 

“真夏の都会でもこわい!低体温症”と題して、今回の低体温症の事例をもとに、低体温症が真夏に身近なところで起きる理由と対処法について紹介していました。

 

夏の低体温症というと、夏山登山でかかるというイメージも多いのですが、都心でも危険があるといいます。

 

理由は、真夏の都会で起きやすい天候。

 

都会は昼間、非常に気温が上がって、かなり蒸し暑い状況になります。そこに、激しい雷雨が発生すると、急激に気温が下がります。

 

雨に濡れただけでは体の表面温度はあまり下がりませんが、風に吹かれると急激に下がります。衣服の水分が風で蒸発する際に大量の熱を奪うため、体は急激に冷えてしまうのです。

 

今回のコンサート時の天候はどうだったかというと…。

 

コンサートが始まった時点では雨が降っておらず蒸し暑かったそうです。ところがそのおよそ1時間後、突然強くて冷たい風が吹き始めます。会場の気温は、吹き込んだ北風によって、その後1時間あまりで6度近くも下がったそうです。その後、雷をともなった激しい雨が降り出します。

 

コンサートの中止が決定。混乱を避けるため座席のブロックごとに来場者を退場させることになりましたが、順番を待つ間、風に吹かれ雨に打たれて待っている状態が続いたため、低体温症を起こしてしまったということです。

 

幸い、入院した人たちは翌日には回復、無事退院できたそうです。

 

身近なところで起きる危険がある低体温症

低体温症が起こる危険性は、雨が降ってぬれる、風が吹いてきて体温が奪われるという条件が重なると、高くなるといえます。

 

身近なところでは、屋外でのコンサート会場のほかにも、ジョギングやマラソン大会、ゴルフをやっているときなどに注意が必要でしょう。

 

ゲリラ豪雨という言葉が、すでに耳慣れた言葉となった最近では、だれでも低体温になるおそれがあるといえるのかもしれません。

 

夏の低体温症を防ぐ3つのポイント

夏場、家を出るときに仮に外が晴れていたとしても、たとえば長袖の着替えを1枚持っていく。これだけでも、低体温症を防ぐために役立つそうです。

 

では、もし、目の前の人が低体温症になってしまったら、どうしたらよいのでしょうか?

 

呼びかけに答えないといった症状が出た人は、即座に医療機関に搬送することが大原則です。救急車を待つ間に出来ることには次の3つがあります。

 

1.雨や風から隔離
  雨風をしのげる屋根がある場所へ運びます
  濡れた衣服は、近くに乾いた衣服があれば早く取り替えます

 

2.体の保温
  毛布などで体を覆って温めます
  アウトドア用の保温シートも使えます

 

3.体の内側を加温
  体の表面ではなくて、内側を温めることが大切です
  温かい飲み物を飲んだり、温かい缶の飲み物やペットボトルなどで、
  お腹の部分や太い血管が通っている首、脇の下、足の付け根を
  ゆっくり温めます

 

暑い夏には、熱中症だけでなく低体温症の危険も知っておく必要がありそうです。

 

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